【開催報告】令和5年度 九州ブロックBCP研修事業 「もしものためのBCP~あなたの事業は大丈夫?~」

令和5年11月10日(金)に、ホテルニュープラザ久留米(福岡県久留米市)にて、令和5年度 九州ブロックBCP研修事業 「もしものためのBCP~あなたの事業は大丈夫?~」を開催しました。

当事業は、九州スクラム絆総務ネットワーク委員会が担当し、災害発生時に備えて各企業が行うべき災害対応や早期の事業再開に向けた事業継続計画(BCP)の策定に関する研修を行うことで、各事業所の事業継続力を強化することを目的として開催されました。

第1部では、令和2年7月豪雨災害から学んだことをテーマに、九州ブロックYEG相談役の大山善生氏(人吉YEG)をお招きして、令和2年7月豪雨災害時の体験談などを講話いただきました。

第2部では、事業継続計画(BCP)の策定手法についてをテーマに、福岡県よろず支援拠点コーディネーターの重村 和博氏(中小企業診断士)をお招きして、事業継続計画(BCP)の策定について講話いただいの後に、自然災害を想定した危険個所の確認や必要な支援物資などを検討するグループワークを行いました。

BCP(事業継続計画)とは
企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭 遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。緊急事態は突然発生します。有効な手を打つことができなければ、特に中小企業は、経営基盤の脆弱なため、廃業に追い込まれるおそれがあります。また、事業を縮小し従業員を解雇しなければならない状況も考えられます。緊急時に倒産や事業縮小を余儀なくされないためには、平常時からBCPを周到に準備しておき、 緊急時に事業の継続・早期復旧を図ることが重要となります。こうした企業は、顧客の信用を維持し、市場関係者から高い評価を受けることになり、株主にとって企業価値の維持・向上につながるのです。

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